出血性潰瘍の治療法

潰瘍は組織の損傷部位です。胃や十二指腸の粘膜にできる潰瘍は一般に「消化性潰瘍」と呼ばれ、胃にできたものは「胃潰瘍」と呼ばれます。潰瘍は激しい痛みを伴い、膨満感、吐き気、嘔吐、胃酸逆流などの症状や合併症を引き起こすことがあります。かつてはストレスが原因と考えられていましたが、実際の主な原因はヘリコバクター・ピロリ(H. pylori)菌の感染です。また、一般的な鎮痛薬であるNSAID(非ステロイド性抗炎症薬)も潰瘍を発症させ、さらに出血を促すことがあります。出血性潰瘍は生命に関わる危険があるため、速やかな医療処置が必要です。以下に、出血性潰瘍の主な治療法を紹介します。

治療のステップ

  1. NSAIDの中止:可能であればNSAIDの使用をやめます。これにより潰瘍への刺激が減り、出血が止まる可能性があります。
  2. 抗生物質治療:ヘリコバクター・ピロリ菌除去のために抗生物質を投与します。感染除去は潰瘍の治癒だけでなく、胃がん予防にもつながります。
  3. 内視鏡による止血:医師が内視鏡を用いて潰瘍部位に薬剤や金属クリップを注入・装着し、出血を止めます。
  4. 自然療法の活用:止血効果が期待できるヤロウ(ヨモギ科の植物)をお茶にして飲むなど、補助的に利用する方法があります。
  5. レーザー手術:場合によってはレーザーで出血血管を封鎖し、止血を行います。

上記の治療は医師の診断と指示に基づいて実施してください。自己判断での薬の中止や自然療法だけに頼ることは危険です。症状が疑わしい場合は早めに医療機関を受診しましょう。

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