膀胱排尿障害の原因・診断・治療法

症状

膀胱排尿障害は、特に50代・60代の男性に多く、前立腺肥大が主な原因です。女性では膀胱が下がったり(膀胱脱)て、頻尿や残尿感、排尿困難が現れます。

主な原因

膀胱排尿障害の原因は多岐にわたります。骨盤外傷、重金属中毒、多発性硬化症、脳卒中や脊髄損傷、糖尿病、脳・脊髄の感染、経腟分娩などが挙げられます。手術後の一時的な排尿障害は麻酔が切れると改善することが多いです。

尿路感染症に伴う炎症や膀胱結石が尿道を閉塞させることもあります。また、抗ヒスタミン薬、抗コリン薬、三環系抗うつ薬などの薬剤も排尿障害を引き起こすことがあります。

診断方法

膀胱鏡や尿管鏡を用いて尿道内壁を直接観察します。膀胱スキャン、X線、CT で結石や閉塞の有無を確認することも一般的です。下腹部の触診で膨満した膀胱を感じ取ることができ、問診で症状の経過を把握します。

治療法

カテーテルによる膀胱の排液、薬物療法、手術のいずれかが選択されます。慢性の場合は自己導尿を指導することもあります。

膀胱や直腸の脱垂は、骨盤底筋や結合組織(筋膜)の弱化が原因で起こります。膀胱脱(シストケイル)や直腸脱(レクトケイル)の修復手術で位置を正常化します。

男性の尿道狭窄には、尿道拡張術が行われます。徐々に太いチューブやバルーンで尿道を拡げる方法が一般的です。

合併症

カテーテル使用時に衛生管理が不十分だと細菌感染のリスクが高まります。未治療の排尿障害は尿路感染、膀胱損傷、慢性腎不全につながる可能性があります。

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