オキシトカ菌と尿路感染症
尿路感染症
尿路感染症は、皮膚や腸内の細菌が尿路に侵入して起こる炎症です。最も一般的な原因菌は大腸菌(E. coli)ですが、他にもさまざまな細菌が関与します。その一つがクレブシエラ・オキシトカです。
クレブシエラ・オキシトカ(オキシトカ菌)
クレブシエラ・オキシトカは、クレブシエラ属に属する細菌で、クレブシエラ・肺炎菌に近縁です。通常は腸内に常在し、腸の正常な機能に関与しますが、肛門や便から尿道へ移動すると感染を引き起こすことがあります。免疫力が低下した患者や入院患者に特に多く見られます。
症状
オキシトカ菌による尿路感染症の主な症状は頻尿です。尿意を感じても実際に排出される尿量は少ないことが多く、排尿時に灼熱感を伴います。また、尿が濁る、臭いが強くなる、血尿が出ることもあります。
診断
疑いがある場合は、医師が尿サンプルを採取します。尿検査で細菌の有無を確認し、必要に応じて培養検査を行い、クレブシエラ・オキシトカかどうかを特定します。培養した菌に対して抗生物質感受性試験を行い、最適な薬剤を選択することもあります。
治療
免疫が低下している患者が多いため、自己流の対処は推奨されません。通常は処方抗生物質による治療が行われますが、オキシトカ菌はペニシリン系薬剤に対して耐性を示すことが多いです。そのため、スルファメトキサゾール・トリメトプリン(TMP‑SMX)などの組み合わせが使用されることがあります。
