尿酸値が高いときの健康リスクと対策
尿酸は体内で自然に産生される物質ですが、過剰になると「高尿酸血症」と呼ばれ、さまざまな合併症を招く恐れがあります。正常値は血中で3〜7 mg/dLです。
尿酸結晶
尿酸が過剰になると、結晶が関節や体内に沈着し、さまざまな健康問題を引き起こすことがあります。
痛風
最も一般的な症状は痛風です。尿酸結晶が関節にたまり、激しい痛みを伴う急性関節炎を起こします。特に足の親指の関節に多く見られますが、手首や膝、足首などでも発症します。治療にはインドメタシンなどの処方抗炎症薬、ナプロキセンやイブプロフェンなどの市販鎮痛薬、コルヒチン、プレドニゾンなどのステロイドが用いられます。予防薬としては、尿酸生成を抑えるアロプリノールが一般的です。
腎臓結石
尿中に過剰な化学物質があると結石が形成されます。尿酸が多い場合は「尿酸結石」と呼ばれ、結晶が集まって腎臓から尿管へ移動する際に強い疼痛を引き起こします。
腎不全
高尿酸血症は腎機能障害とも関連しています。2007年の臨床腎臓学会誌の研究では、持続的な高尿酸が急性腎不全のリスクを高めることが示されています。
尿酸値の下げ方
プリン体の多い食品(イワシ、ニシン、サバ、サーディン、ホタテ、レバーなど)や、アスパラガス、カリフラワー、乾燥豆類、キノコ、オートミール、ほうれん草、小麦ふすまの摂取を控えましょう。十分な水分を取り、尿酸の排泄を促すことも重要です。体内で尿酸が過剰に産生される場合は、医師の指導のもとアロプリノールなどの薬剤が処方されます。
