前立腺肥大症(BPH)の治療法
前立腺肥大症(BPH)の行動療法
薬や手術が不要な場合、行動療法が有効です。メイヨークリニックの研究では、就寝前の水分摂取を減らし、定期的にトイレに行くことで症状をコントロールできるとされています。カフェインやアルコールを控える、適度な運動を行う、そして「ダブル・ボイディング」(トイレで排尿後すぐに再度排尿する)も効果的です。
前立腺肥大症の薬物療法
症状緩和には、抗コリン薬やα遮断薬がよく使用されます。抗コリン薬は膀胱の収縮を抑え、尿意の頻度を減らします。α遮断薬は前立腺や膀胱頸部の平滑筋を弛緩させ、尿道の圧迫を軽減します。代表的な薬剤として、フロマックス(タムスロシン)、カルデュラ(ドキサゾシン)、ハイリントン(テラゾシン)、ウロキサトラル(アルフュゾシン)などがFDAで承認されています。
前立腺肥大症の外科的治療
前立腺が比較的小さい場合は、経尿道的前立腺切開術(TUIP)が選択肢となります。尿道から前立腺に小さな切開を入れ、圧迫を緩和して排尿を改善します。入院期間は1〜3日です。
前立腺が大きい場合は、開腹前立腺全摘出術(開放前立腺切除術)が行われます。腹部から前立腺の中心部を除去し、術後は数日間の入院と鎮痛薬が必要です。退院時にはカテーテルが装着されます。
治療を受けるタイミング
症状が日常生活に支障をきたす、または性機能や全身の健康に影響を及ぼす場合は、治療を検討すべきです。米国泌尿器科学会のガイドラインでは、患者自身と医師が相談し、最適な時期を判断することが推奨されています。
