間質性膀胱炎と皮膚の問題

間質性膀胱炎は米国で約100万人が罹患している疾患です。男女ともに発症しますが、女性に多く見られます。症状のばらつきが大きく、診断が難しいことが特徴です。原因ははっきりしていませんが、皮膚疾患との関連が指摘されており、研究が進めば原因解明や新たな治療法のヒントになる可能性があります。

タイプ

  • 症状が多様であることから、間質性膀胱炎は実際には複数の疾患群を指す可能性があります。主に「潰瘍型」と「非潰瘍型」の2タイプに分類され、約10%の患者は膀胱壁に星形の潰瘍が認められます。慢性的な炎症により膀胱壁が損傷しやすく、これはアレルギー性皮膚疾患と関連する証拠の一つと考えられています。

症状

  • 膀胱炎や尿路感染症に似た症状が現れますが、細菌感染の証拠がないことが特徴です。頻尿、尿意切迫感、骨盤部の圧迫感・痛み、性交時の痛みなどが主な症状です。症状は時に軽減したり、再び悪化したりし、ストレスや月経が増悪のきっかけになることがあります。

関連疾患

  • 間質性膀胱炎患者に多いのは、敏感肌・アレルギー・過敏性腸症候群です。乾燥やかゆみを訴える人も少なくありません。また、子宮内膜症、慢性疲労症候群、関節リウマチ、線維筋痛症、炎症性腸疾患、全身性エリテマトーデスなどの疾患を併発しやすい傾向がありますが、これらが直接の原因であるという証拠はありません。

考えられる原因

  • 膀胱壁の炎症に関与するマスト細胞がヒスタミンを放出し、皮膚のアレルギー反応と同様の症状を引き起こすと考えられています。抗ヒスタミン薬で症状が改善する患者もいることから、アレルギー反応の一種という説が支持されています。

    また、プロゲステロン過剰が原因という説もあります。女性でプロゲステロンが高いことが発症率の高さと関連し、自己免疫性プロゲステロン皮膚炎に似た機序で膀胱壁に炎症が起こる可能性が指摘されています。

治療法

  • 症状緩和のために、痛み止め(例:イブプロフェン)や抗ヒスタミン薬が処方されます。さらに、電気刺激、膀胱拡張、膀胱内注入などの手技療法も利用されます。食事や生活習慣の見直しは、症状のコントロールや再燃防止に大きく寄与します。

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