男性における膀胱感染症の主な原因と治療法

膀胱感染症(膀胱炎)とは

膀胱炎は女性に多いと考えられがちですが、条件が揃えば男性でも発症します。原因が慢性疾患、閉塞、他の感染症であっても、膀胱炎と診断されたら速やかに医師の診察を受け、抗生物質治療を開始しなければなりません。腎臓へ感染が広がる(腎盂腎炎)リスクを防ぐためです。

主な原因

閉塞(尿路の詰まり)

前立腺が肥大すると膀胱を圧迫し、尿が十分に排出できなくなります。その結果、膀胱内で細菌が増殖しやすくなります。また、尿管に結石が詰まることも同様の原因となります。

カテーテル使用

長期間留置カテーテルで尿を排出している場合、カテーテルを通じて細菌が膀胱に侵入します。特に脊髄損傷などで膀胱の自律排尿が失われている男性に多く見られます。

急性細菌性前立腺炎

急性細菌性前立腺炎を併発すると、膀胱感染のリスクが高まります。前立腺組織は抗生物質が浸透しにくいため、長期間の治療が必要です。

糖尿病

糖尿病は免疫機能を低下させ、膀胱感染の罹患率を上げます。糖尿病患者は尿路の異常を早期に発見し、すぐに医師に相談することが重要です。

治療法

膀胱感染は「複雑性膀胱炎」として扱われ、医師が適切な抗生物質と投与量を選択します。通常、10日以上の服薬が必要で、症状が重い場合は入院が検討されます。発熱、嘔吐、意識障害などがある場合や、感染が腎臓に波及(腎盂腎炎)した場合は、腎機能障害を防ぐために入院治療が推奨されます。

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