膀胱炎の診断方法と手順
膀胱炎(膀胱の炎症)は、放置すると痛みや重篤な合併症を引き起こす可能性があります。早期診断が重要です。主な症状は排尿時の痛み、骨盤部の痛み、頻尿、時に微熱です。これらの症状がある場合は速やかに医師の診察を受けましょう。診断では症状の確認に加えて、以下の検査が行われます。
尿検査
尿検査は膀胱炎が疑われた際に最初に実施されることが多いです。尿を採取し、細菌や血液の有無を調べます。
- 細菌が検出された場合は細菌性膀胱炎と診断され、抗生物質が処方されます。
- 尿中に血液(血尿)が認められた場合は出血性膀胱炎の可能性があります。これは化学療法や放射線治療を受けている患者に多く見られます。まずは水分摂取を増やすことが推奨され、効果がない場合や血尿が重篤な場合は、治療の一時中止や輸血が検討されます。
膀胱鏡検査(シストスコピー)
原因不明の慢性膀胱炎(間質性膀胱炎)や再発性膀胱炎の診断に用いられます。膀胱に水やガスで膨張させた後、尿道から小型カメラ付きチューブを挿入し、膀胱内を観察します。
- 必要に応じて組織を少量採取し、病理検査を行います。
- 検査は全身麻酔下で実施されますが、膀胱の膨張(水分膨張)により症状が軽減することがあります。
画像検査
尿検査や膀胱鏡検査で感染が確認できないが症状が続く場合に実施します。X線や超音波などで膀胱や周囲の構造を評価し、腫瘍や他の内部疾患の有無を調べます。
- 検査結果に基づき、適切な治療方針が決定されます。
