Enablex(ダーイフェナシン)とは?

過活動膀胱(OAB)とは

過活動膀胱は約3500万人の米国成人に見られ、男女同等に発症し、年齢に関係なく起こります。主な症状は、急にトイレに行きたくなる衝動、1日8回以上の頻尿、そしてトイレに間に合わない失禁です。

過活動膀胱の原因

原因は完全には解明されていませんが、脳から膀胱筋への信号伝達に異常があると考えられています。膀胱に尿がたまり、排尿のタイミングで脳が筋肉に放尿指示を出すはずが、過活動膀胱ではその指示が過剰または不適切に出されます。

Enablex(ダーイフェナシン)の作用機序

Enablexはムスカリン受容体拮抗薬(競合的拮抗薬)で、膀胱平滑筋の収縮を抑制します。その結果、膀胱からの不随意な尿漏れや急な排尿欲求が軽減されます。体内では主に肝臓で代謝されます。

治療対象外の症状

Enablexはストレス性失禁や夜間頻尿(ノクチュリア)には効果がありません。ストレス性失禁は咳やくしゃみ、笑い、重いものを持ち上げたときに起こり、ノクチュリアは夜間に頻繁に目が覚めてトイレに行く症状です。

主な副作用

報告されている副作用には、口渇、便秘、腹部不快感、下痢、尿路感染症、視力障害、眼の乾燥、めまい、熱射病様症状などがあります。これらの症状が現れた場合は速やかに医師に相談してください。

薬物相互作用

以下の薬剤と相互作用する可能性があります。リトナビル、ネフェナビル(Viracept)、ケトコナゾール(Nizoral)、クラリスロマイシン(Biaxin)、イトラコナゾール(Sporanox)、ネファゾドン(Serzone)、フレカイニド(Tambocor)、チオリダジン(Mellaril)および一部の三環系抗うつ薬です。使用中のすべての薬(ビタミン・ハーブサプリ含む)を医師に伝えてください。

使用を避けるべき人

小児への安全性は確認されていないため、子どもには処方しません。重度の肝疾患を持つ人、妊娠中の方(利益がリスクを上回る場合を除く)、授乳中の女性(動物実験で乳汁中に検出)も使用は避けるべきです。また、急性便秘、腸閉塞、狭隅角緑内障、重症筋無力症、潰瘍性大腸炎の患者にも注意が必要です。

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