帯状疱疹(ヘルペスゾスター)の治療と痛み緩和法

抗ウイルス薬

帯状疱疹の第一選択は、ヘルペスウイルス全般に有効な抗ウイルス薬です。代表的な薬剤はアシクロビル、バラシクロビル、ファムシクロビルです。バラシクロビルとファムシクロビルは、アシクロビルに比べ投与回数が少なくて済みます。メイヨークリニックによると、発疹が出てから3日以内に治療を開始すると、効果が最大化されます。

コルチコステロイド

プレドニンなどのコルチコステロイドは、抗ウイルス薬と併用して症状緩和に用いられます。米国家族医師会(AAFP)によれば、ステロイドは痛みを軽減し、帯状疱疹後神経痛(PHN)の発症リスクを下げる可能性があります。ただし、免疫抑制のリスクがあるため、特に50歳以上でPHNリスクが高い患者に限定して使用することが推奨されます。

痛み止め

帯状疱疹の痛みは個人差が大きく、鎮痛薬の選択も様々です。AAFPは、軽度の痛みには一般的な鎮痛薬(アセトアミノフェンやNSAIDs)が有効である一方、強い痛みにはオピオイドが必要になることがあると述べています。また、カラミン、カプサイシン、リドカインなどの外用薬も症状緩和に役立ちます。

慢性疼痛(帯状疱疹後神経痛)の緩和

PHNは発疹が治まった後も続く慢性的な痛みです。AAFPは以下の薬剤を組み合わせて使用することを推奨しています。

  • カプサイシンクリームやリドカイン貼付剤
  • 三環系抗うつ薬(例:アミトリプチリン)
  • 抗てんかん薬(例:ガバペンチン、プレガバリン)

抗てんかん薬は疼痛だけでなく、睡眠の質向上にも寄与します。

その他の治療法

PHNの疼痛管理には、薬物療法以外のアプローチもあります。AAFPは経皮的電気神経刺激(TENS)を一つの選択肢として挙げていますが、米国がん協会は慢性疼痛への有効性に疑問を示しています。その他、バイオフィードバックや神経ブロックといった方法も検討されます。

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