おたふく風邪の症状はどのように現れますか?
おたふく風邪は、1960年代まで米国で比較的一般的だったウイルス性の感染症です。ワクチンが開発されても、毎年約1,000例が報告されており、完全には根絶されていません。本稿では、おたふく風邪の主な症状と経過、予防法について解説します。
機能
耳下腺は、耳たぶの下にある唾液腺で、食事中にデンプンを分解する酵素を分泌します。おたふく風邪の典型的な症状はこの耳下腺の腫れです。
識別
おたふく風邪に感染すると、約75%の患者で耳下腺が腫れます。顔の側面や首が膨らみ、目立つ腫れが見られます。
症状のバリエーション
約20%の患者では耳下腺の腫れがなく、発熱(最高約103°F/約39.4℃)、頭痛、食欲不振が主な症状です。腫れた状態で飲み込むと痛みがあり、酸性の飲料(オレンジジュースやトマトジュース)も苦痛です。まれに、舌下腺や顎下腺、胸部の唾液腺が影響を受け、腫れが生じることがあります。
経過
腫れは感染後1〜3日で出現します。男性の場合、睾丸の炎症(睾丸炎)を伴うことがあり、1〜10日続くことがあります。顔の腫れは約1週間持続し、全体の回復は10〜12日です。潜伏期間は12〜25日で、症状が出る2日前から6日後まで感染力があります。
予防と対処法
ウイルス性疾患のため抗生物質は効果がありません。腫れた腺への温冷パックで不快感を和らげ、発熱はイブプロフェンなどで対処します。おたふく風邪ワクチンは高い予防効果があり、一度感染すると再発は稀です。
