伸筋腱の捻挫・断裂時の治療法
伸筋腱は、前腕の筋肉と指や親指の骨を結びつけ、指を伸ばす役割を担う腱です。捻挫や断裂が起こると、痛みや腫れ、指の機能低下が生じます。早期の適切な処置は、慢性的な障害を防ぐために重要です。
必要なもの
- 氷嚢(アイスパック)
- タオル
- エースバンド(巻き包帯)
- 枕
手順
捻挫・断裂の最初の48時間
- 活動を中止する:怪我した手を使う動作はすべて止めます。
- 氷で冷やす:タオルで包んだ氷嚢を患部に当て、20分間を1セットとして、2〜4時間程度繰り返します。
- エースバンドで固定:指先から手首に向かって対角線状に巻き、腫れを抑えます。しびれや変色が出たらすぐに外します。
- 患部を高く上げる:枕の上に手と前腕を置き、心臓より高い位置に保ちます。
- 医師の診察を受ける:損傷の程度を確認し、痛みの緩和や将来の機能障害を防ぐ指導を受けます。
最初の48時間以降のケア
- 軽い可動域運動を始める:手首・手・指を痛みが許容できる範囲で曲げ伸ばしします。痛みが増したら運動量を減らし、続く場合は医師に相談します。
- 温熱療法を取り入れる:可動域運動後や痛みが増したときに、15分間湿熱パッドを当てます。熱で痛みや腫れが悪化したら再度冷やします。
- 理学療法士の指導を受ける:超音波や電気刺激などのモダリティと、可動域・筋力強化エクササイズを行います。
- 自宅でリハビリを継続:理学療法士の指示通りに、日常的に運動を実施します。
- 徐々に通常活動へ復帰:痛みが許容範囲内であれば活動を再開します。痛みが続く場合は中止し、医師に再診を依頼します。
