指の腱損傷
種類
腱損傷には、圧迫、裂傷、切断などがあります。また、腱が骨から離れること(離脱骨折)も起こります。指の皮膚すぐ下に腱が位置しているため、切り傷や裂傷を受けやすい部位です。
診断
医師はまず手全体を詳しく評価し、握力テスト、感覚テスト、可動域のチェックを行います。異物が疑われる場合はレントゲン撮影を実施しますが、腱そのものは映りません。
セルフケア
医師の診察前にできることは、出血を止めるために傷口を数分間圧迫し、心臓より高い位置に手を上げて血流を抑えることです。傷口の汚れは優しく洗い流し、清潔なガーゼや包帯で覆って保護します。
治療
治療開始前に指全体をデジタルブロックで麻酔し、必要に応じて局所的に麻酔します。開放創の場合は創部を慎重に観察し、異物がないか確認したうえで、腱や爪床を縫合します。骨折や脱臼が伴う場合は、患部や手全体をスプリントやギプスで固定します。
薬物療法
感染リスクが高い傷は抗生物質で予防・治療します。処方された場合は指示通りに全量を服用し、途中で中止しないことが重要です。痛みが強い場合は鎮痛剤が処方されることがあります。
