膀胱破裂の主な症状と緊急対処法

膀胱が破裂すると、生命に関わる深刻な状態となります。自動車事故や高所からの転落、腹部への強い衝撃、または骨盤手術後の合併症などが原因で起こります。症状は当初は軽度でも、膀胱が破れたまま放置されると急速に悪化します。早急な外科的治療が必要です。

上恥骨部の痛み

破裂した膀胱の最も顕著な症状は、下腹部中心部(上恥骨部)の激しい痛みです。最初は鈍い痛みで始まりますが、短時間で耐え難いほどの鋭い痛みに変化し、常に痛みが続きます。同部位の圧痛も同時に感じられることが多いです。

排尿困難(膀胱拡張)

膀胱が正常に機能していれば、いつでも排尿でき、膀胱は完全に空になります。破裂が起きると尿が不自然に保持され、本人の意志で排尿できなくなります。これを膀胱拡張、すなわち排尿困難と呼びます。

血尿(ヘマトゥリア)

膀胱破裂に伴い、尿に血が混じる血尿が見られます。血液は尿の最初・途中・最後のいずれの段階でも混ざり、目に見えるほど大量に出ます。通常の血尿と異なり、顕微鏡検査が不要なほど濃い赤色です。

下半身の腫脹

膀胱破裂により、下腹部や会陰部、臀部が腫れることがあります。男性の場合、精巣が腫れることもあります。これらの部位は恥骨前部、尾骨後部、左右の腸骨に囲まれた骨盤底です。

ショック症状

膀胱破裂は急性の外傷であり、ショック状態に陥ることがあります。心拍数の著しい増加(頻脈)や血圧の極端な低下(低血圧)が典型的な兆候です。ショックが疑われたら、直ちに救急処置が必要です。

これらの症状が現れた場合は、速やかに医療機関を受診し、外科的修復を受けることが重要です。

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