二酸化炭素は肺胞の毛細血管で放出され、組織で取り込まれるのか?
肺胞毛細血管での二酸化炭素の放出
全身から戻ってきた酸素の少ない血液は肺動脈を通って肺へ運ばれます。肺の毛細血管は肺胞(小さな空気嚢)に密接しており、ここでガス交換が行われます。細胞呼吸の産物である二酸化炭素は、血液中の濃度が高いため、濃度勾配に従って毛細血管から肺胞へ拡散します。
1. 呼気による二酸化炭素の排出
肺胞に溜まった二酸化炭素は呼気とともに体外へ放出されます。
組織毛細血管での二酸化炭素の取り込み
酸素を豊富に含んだ血液は肺静脈から心臓へ戻り、全身へ送り出されます。組織の毛細血管に到達した血液は、周囲の細胞が産生した二酸化炭素の濃度が血液よりも高いことから、二酸化炭素が血液から組織細胞へ拡散します。
2. 細胞呼吸と二酸化炭素の生成
細胞はグルコースをエネルギーに変換する過程(細胞呼吸)で二酸化炭素を生成します。この二酸化炭素は組織毛細血管を通じて血流に戻り、再び肺へ運ばれ、呼気で排出されます。
このように、二酸化炭素は肺胞の毛細血管で放出され、組織の毛細血管で取り込まれるという循環を繰り返し、体内のガスバランスを保っています。
