口腔神経障害性疼痛(口腔ニューロパチック疼痛)

概要

口腔神経障害性疼痛障害は、口腔内の神経終末が損傷し、持続的に痛み信号が中枢神経へ送られることで生じる疼痛です。米国歯科医師会誌(JADA)に掲載された研究によれば、さまざまな疾患や外傷が原因となり得ます。

原因

がん、糖尿病、HIV/AIDS、全身性エリテマトーデス(SLE)などの全身疾患や、顔面・口腔への外傷が主な要因です。末梢神経が損傷すると、神経再生過程で異常な信号が発生し、燃えるような痛みや刺すような感覚が生じます。

症状

主に「灼熱感」と「しびれ・チクチク感」の2タイプに分かれます。灼熱感は口腔粘膜や周囲の皮膚が化学薬品で焼かれたように感じられ、唇や頬へも広がります。しびれやチクチク感は口腔内部や口周囲の皮膚に現れます。

治療法

診断が確定したら、まず薬物療法が中心となります。局所鎮痛剤(口腔用パッチ、ジェル、クリーム)や、薬剤を含んだチューインガム・キャンディなど、口腔内に直接投与できる形態が有効です。

予後

近年、疼痛メカニズムの解明と薬剤・投与システムの進歩により、長期的な管理が容易になっています。適切な薬物療法を継続すれば、症状の軽減と生活の質向上が期待できます。

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