歯科用具滅菌の要件

米国疾病予防管理センター(CDC)は、歯科用具の滅菌に関して具体的なガイドラインを定めています。器具の分類を正しく把握し、適切なレベルの滅菌または消毒を行うことが重要です。使用後に適切な器具を必ず滅菌すれば、患者さんとスタッフの安全を確保できます。

分類

  • 【Critical(重要)】骨や軟部組織に触れ、血液や通常は無菌である組織に接触する器具。使用後は必ず滅菌が必要です。

  • 【Semi‑critical(準重要)】粘膜や損傷した皮膚に触れる器具。使用後は滅菌または高レベル消毒が必要です。

  • 【Non‑critical(非重要)】健常な皮膚のみに使用する器具。中レベルまたは低レベルの消毒で十分です。

Critical・Semi‑critical 器具の熱滅菌

  • 使用後は直ちに水または洗浄液に浸し、残留物を除去します。酵素系洗浄剤は血液やタンパク質の除去に有効で、非酵素系はその他の汚れに適しています。機械洗浄器を使用すれば、直接手で触れる必要がなくなります。

  • 洗浄後は十分にすすぎ、乾燥させたうえで包装し、二次汚染を防止します。熱に耐える器具は、蒸気オートクレーブ、化学蒸気滅菌装置、または乾熱滅菌装置で滅菌してください。

その他の滅菌方法

  • フラッシュ滅菌は、包装を解かずにすぐ再使用する場合に限定して使用します。短時間・高温で行われますが、頻繁な使用は推奨されません。

  • コールド滅菌は、EPA 登録の液体化学滅菌剤または消毒剤を用います。機器が熱に弱い場合に適用されます。

滅菌に関する規制

  • 滅菌装置は定期的に胞子試験を実施し、性能を確認します。オフィス内テストキットや郵送検査サービスを利用できます。州によっては、週次または月次で郵送検査が義務付けられていることがありますので、必ず州の要件を確認してください。

  • CDC が発行する「歯科医療現場における感染管理ガイドライン」に従い、全ての歯科用具を適切に滅菌してください。また、EPA および FDA の規制に基づき、消毒剤・滅菌剤の使用方法と表示を遵守する必要があります。

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