義歯作製のための口腔全体印象採取手順

義歯の作製は、上顎と下顎の両方の口腔全体の印象を取ることから始まります。最初の予備印象はアルギン酸で行い、これを基に専用のカスタムトレイを作製します。その後、ラバーベース素材で最終印象を取り、精密な義歯を作ります。最終印象は必ず歯科医師または歯科衛生士が行い、家庭での印象採取は行わないでください。

予備印象(アルギン酸)

  1. 歯科助手が上顎・下顎用の金属トレイのサイズを調整します。トレイは歯列全体と歯肉沟(前庭)まで覆うサイズが適切です。

  2. 助手がアルギン酸を混合し、トレイに入れて口腔に装着します。材料はややミント味でざらざらした感触があります。飲み込まないよう注意し、舌に付着した場合は固まるまで待ってから取り除きます。

  3. 助手がトレイを慎重に取り外す際、吸引が解除されると「ポップ」や「スッ」と音がします。まれに歯肉が少し出血することがあります。

  4. 口を流水でゆすぎ、提供されたスパットカップに吐き出します。その後、反対側の顎でも同様の手順を行い、次回の予約(カスタムトレイ作製)を取ります。

カスタムトレイによる最終印象(ラバーベース)

  1. 予約した日時に歯科医院へ来院します。

  2. 助手が前回作製したカスタムトレイを装着し、適合を確認します。問題なければトレイにラバーベース用接着剤を塗布し、ラバーベース素材を準備します。

  3. 歯科医師がラバーベース素材で最終印象を取ります。材料は航空機用接着剤に似た臭いがし、味はほとんどありません。材料が固まる間、助手が吸引で唾液を除去します。

  4. 反対側の顎でも同様に最終印象を取り、終了後に水で口をすすぎ、スパットカップに吐き出します。その後、次回の義歯作製工程の予約を取ります。

※最終印象は必ず歯科医師が行い、義歯は歯科医師の管理下で製作してください。

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