幼児の歯磨き習慣を身につけさせるコツ
はじめに
口腔衛生は健康な歯と歯茎を保つために欠かせません。歯磨きは、食べかすや細菌が歯と歯茎の境目にたまるプラークを取り除く最も効果的な方法です。オーストラリア・ビクトリア州保健局の調査によると、幼少期に正しい歯磨き習慣を身につけた人は、大人になってもその習慣を続けやすいことが分かっています。幼稚園児でも歯磨きの練習を始められますが、正しい手順が身につくまで(概ね6〜7歳頃)大人がしっかり見守る必要があります。
必要なもの
- 洗面用の小さなタオル(濡らす用)
- 柔らかめの小さな歯ブラシ
- 子ども用の低フッ素・フルーツ味の歯磨き粉
- 2分タイマー(小さめのもの)
歯磨きトレーニングのステップ
-
1. 歯が生えたらすぐにスタート
赤ちゃんの指に濡れたタオルを巻くか、1歳以上ならベビーサイズの歯ブラシを使い、前歯と奥歯を優しく拭くかブラッシングします。1日2回、短時間で構いません。口の中の感覚に慣れさせることが目的です。 -
2. 大人の歯磨きを見せる
子どもを浴室に呼び、まずは大人が歯を磨く様子を見せます。その後、柔らかい小さな歯ブラシで子どもの歯を磨き、次回は「自分でブラシを口に入れてみよう」と促しましょう。まだ歯ブラシをかむだけのことが多く、完全に自分で磨くには大人のサポートが必要です。 -
3. 子ども用歯磨き粉を導入(2歳頃)
低フッ素で飲み込んでも安全なフルーツ味の歯磨き粉を使い始めます。歯磨き粉を口に含んだら「吐き出す」練習も同時に行いましょう。 -
4. 自分の歯ブラシを選ばせる
プリスクール児は自分で好きな歯ブラシを選ばせると、使用意欲が高まります。流水の下でブラシを濡らし、口の中で動かす方法を教え、磨き終わったら大人が仕上げに磨いてあげます。 -
5. タイマーで2分間の習慣化
2分タイマーをセットし、時間内にしっかり磨く練習をします。ステッカー表やご褒美システムで「頑張った」ことを可視化すると、習慣が定着しやすくなります。
まとめ
子どもが自分で歯をきれいにする習慣は、早い段階で楽しく続けられるようにサポートすることが鍵です。正しい道具とシンプルなステップで、健康な歯を育てましょう。
