唾液を介した感染症:リスク・症状・予防法
唾液を介して感染する主な疾患
1. おたふく風邪(ムンプス)
ムンプスはウイルス性の感染症で、唾液腺が腫れ、頬が膨らむなどの症状が出ます。感染は感染者の呼吸飛沫や唾液との直接接触で広がります。
2. はしか(麻疹)
はしかは高い感染力を持つウイルス性疾患で、発熱、咳、鼻水、赤く斑点状の発疹が特徴です。主に呼吸飛沫や唾液から感染します。
3. 水痘(帯状疱疹ウイルス)
水痘は子供に多いウイルス性疾患で、かゆみを伴う小さな水ぶくれが現れます。発疹に直接触れるか、感染者の呼吸飛沫・唾液で感染します。
4. インフルエンザ(インフルエンザウイルス)
インフルエンザは呼吸器系の感染症で、発熱、寒気、筋肉痛、倦怠感、鼻水、喉の痛み、頭痛などが現れます。飛沫や唾液を介して広がります。
5. A型肝炎
A型肝炎はA型肝炎ウイルス(HAV)による肝臓の感染症です。汚染された食物・水の摂取や、感染者の糞便・唾液との直接接触で感染します。
6. エプスタイン・バーウイルス(EBV)
EBVは伝染性単核球症(いわゆる「モノ」)の原因ウイルスです。キスや飲み物の共有など、唾液を通じて感染します。症状は発熱、リンパ節腫脹、喉の痛み、倦怠感、発疹などです。
7. サイトメガロウイルス(CMV)
CMVは様々な症状(発熱、倦怠感、リンパ節腫脹、口内炎など)を引き起こすウイルスです。唾液、血液、その他体液との接触で感染します。
8. 単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)
HSV-1は口唇ヘルペス(口内ヘルペス、いわゆる「口唇ヘルペス」)の原因ウイルスです。感染者の唾液や皮膚病変との直接接触で感染します。
9. ヒト免疫不全ウイルス(HIV)
唾液自体でHIVが感染することはほとんどありませんが、口腔内に出血や潰瘍がある場合、深いキスで感染リスクが生じることがあります。
10. 梅毒
梅毒はトレポネーマ・パリダムという細菌による性感染症です。主に性行為で感染しますが、感染者の開放性潰瘍や唾液との直接接触でも感染することがあります。
予防策
ワクチン接種、頻繁な手洗い、個人用食器・飲み物の使用、口腔内の清潔保持、感染者との密接な接触を避けることが重要です。
