口角炎(唇の酵母感染症)とは?症状・治療・予防のポイント
酵母感染症(口角炎)とは
口角炎は、口の端(口角)が赤くなり、ひび割れや痛みを伴う状態です。主な原因は、常在菌であるカンジダ・アルビカンスが過剰に増殖することです。カンジダは口腔や皮膚に常に存在しますが、免疫力の低下や糖尿病、栄養不足などがあると増殖しやすくなります。
主な症状
人によって症状の出方は異なりますが、代表的なものは以下の通りです。
- 口角の赤み、ひび割れ、痛み
- 口周りの乾燥や鱗屑(うろこ状の皮膚)
- かゆみや焼けるような感覚
- 口を開くときの痛み
- 食事や飲み物を摂取しづらくなる
治療法
治療の基本は抗真菌薬です。外用薬(クリーム・軟膏)として、クロトリマゾール、ミコナゾール、酢酸エチルなどが使用されます。症状が重い場合や外用薬だけで改善しないときは、フルコナゾールなどの内服薬を併用することがあります。医師の指示に従い、規定の期間しっかりと使用することが重要です。
予防策
口角炎の再発や予防のために、次の生活習慣を取り入れましょう。
- 口腔衛生を徹底する(1日2回の歯磨き、フロス、定期的な歯科受診)
- リップクリームや保湿剤で唇を常に潤す
- 唇を噛んだり、はがしたりしない
- ビタミン・ミネラルが豊富なバランスの良い食事を心がける
- 十分な睡眠を確保し、免疫力を保つ
受診のタイミング
市販の抗真菌薬を使用しても改善しない、症状が広がる、激しい痛みが続く場合は、早めに皮膚科や耳鼻咽喉科を受診してください。医師は症状に応じて、より強力な薬剤や追加の検査を提案します。
