歯の脱灰(デミネラリゼーション)とは?
歯の脱灰(デミネラリゼーション)は、歯のエナメル質に含まれるミネラルが徐々に溶け出す現象で、虫歯のリスクが高まります。口腔内のpHが5.5以下になると酸がエナメルを攻撃します。
主な原因
酸性の食べ物・飲み物
炭酸飲料、スポーツドリンク、柑橘類など、酸性が強い食品や飲料を頻繁に摂取するとエナメルが侵食されます。
口腔衛生不良
ブラッシングやフロスが不十分だとプラークが残り、細菌が酸を産生して脱灰を促進します。
胃酸逆流(GERD)
慢性的な胃酸逆流や逆流性食道炎により、胃酸が口腔に戻りエナメルを溶かします。
ドライマウス(口腔乾燥)
唾液は酸を中和し脱灰を防ぎますが、シェーグレン症候群や薬剤の副作用で唾液が減少するとリスクが高まります。
特定の疾患・薬剤
過食症や化学療法薬など、一部の疾患や薬剤は酸性環境を作り出し脱灰を引き起こします。
脱灰の進行段階
初期段階
エナメル表面に白く粉状の斑点(白斑)が現れます。適切な口腔ケアで元に戻すことが可能です。
進行段階
放置するとエナメルが弱くなり、虫歯や知覚過敏、変色が起こります。
予防と対策
・定期的な歯科受診とプロフェッショナルクリーニング
・酸性飲食の頻度と量を控える
・正しいブラッシングとフロスの実践
・口腔内を常に湿らせる(水を飲む、キシリトールガムなど)
・胃酸逆流がある場合は医師に相談
