低温殺菌牛乳と粉ミルクの欠点とは
低温殺菌(パスチャライゼーション)とは、牛乳を加熱して有害な細菌を死滅させ、冷却することで保存性を高める加工方法です。一方、粉ミルクは脱水処理により粉末化され、ベビーフォーミュラやベーキングに利用されます。これらの加工にはそれぞれ欠点が伴います。
善玉菌と必須ビタミンの除去
- 非営利団体Weston A. Price Foundationによれば、低温殺菌は生乳に含まれる有益な乳酸菌を失わせます。また、タンパク質鎖が弱まり、ビタミンやミネラルの含有量が減少します。特にビタミンCはほぼ完全に失われます。
- 医師ジョセフ・メルコラは、乳酸菌が有害菌の増殖を抑え、消化を助けるため、栄養吸収が向上すると指摘しています。
アレルギー反応と健康リスク
- メルコラ医師は、低温殺菌牛乳は生乳に比べてアレルギー反応のリスクが高いと述べています。乳糖不耐症ではなく、加工によりタンパク質構造が変化したことが原因と考えられます。
- 加熱工程の不具合が起きると、むしろ有害菌が増殖する恐れがあり、重大な健康リスクとなります。
抗体欠乏と健康リスク
- 粉ミルクは母乳と異なり、免疫を高める抗体が含まれません。そのため、乳児は感染症に対する防御力が低下します。
- 粉ミルクは脱水製品であるため、調製時に使用する水が不衛生だと細菌感染の危険が高まります。
- ビタミン・ミネラルも加工により減少し、栄養価が低下します。
ガスの発生と消化不良
- 粉ミルクを摂取する新生児は、胃腸が固くなりやすく、ガスがたまりやすいです。その結果、泣き声が長くなったり、食欲不振や不快なにおいが生じます。
- 消化器系が未熟なため、便秘や膨満感が起こりやすくなります。
以上のように、低温殺菌牛乳と粉ミルクはそれぞれ栄養損失や免疫機能低下、消化トラブルといった欠点があるため、選択時にはこれらの点を考慮する必要があります。
