HIBワクチン(ヒブワクチン)とは?
概要
ヒブ(Haemophilus influenzae type b)は、重篤な感染症を引き起こす細菌で、死亡率は約2〜5%です。髄膜炎や肺炎の原因となり、特に乳幼児にとって危険です。ヒブワクチンは、乳児がこの感染症にかからないよう予防するために接種されます。
歴史
最初のヒブワクチンは1985年に米国で承認されました。その2年後、より効果的なワクチンが開発・導入され、現在の標準的な予防接種プログラムの基礎となっています。
利点
出生直後にヒブワクチンを接種することで、ほとんどの乳児は感染リスクを大幅に減らすことができます。5歳以上の子どもではヒブ感染は極めて稀であり、5歳までに免疫が付けばその後はほぼリスクがなくなります。
誤解
ヒブワクチンはヒブ菌が原因の髄膜炎のみを防ぎます。他の細菌やウイルスによる髄膜炎を防ぐわけではない点に注意が必要です。
副反応
接種部位の赤みや腫れ、体温が100°F(約37.8°C)以上になることがありますが、通常は軽度で短期間で改善します。
接種スケジュール
出生後すぐに接種を開始し、2歳になるまでに3回または4回の追加接種を行うのが一般的です。
