乳児にADHDの兆候は現れるのか?
考慮すべき点
ADHDは通常、子どもの頃に発症し、注意欠陥・多動性・衝動性が特徴です。症状が乳児期に見られることはありますが、診断は非常に困難です。多くの赤ちゃんが似たような行動を示すため、ADHDと断定できる根拠は限られます。
睡眠
睡眠の問題は乳児期に見られるADHDのサインの一つと考えられています。寝つきが悪い、頻繁に目を覚ます、過度に落ち着きがないといったパターンは、将来的に注意欠陥や多動性が現れるリスクと関連付けられることがあります。
授乳・食事
ADHDの傾向がある子どもは、授乳や離乳食の際に落ち着きがなく、飲み込みが不安定になることがあります。過度の喉の渇きや食欲不振が見られることも報告されていますが、これらは他の要因でも起こり得ます。
癇癪(かんしゃく)
乳児期に頻繁に癇癪を起こしたり、頭をぶつけたり、ベッドで揺れたりする行動は、衝動性の早期サインとみなされることがあります。ただし、発達段階での普通の反応と区別するのは難しいです。
泣きやすさ
ADHDの可能性がある赤ちゃんは、他の赤ちゃんに比べて泣く回数が多く、すぐにイライラした様子を見せることがあります。これが腸絞痛(コリック)と誤認されるケースも少なくありません。
治療の視点
乳児にADHDらしい症状が見られる場合、親自身がADHDを抱えているケースが多いとされています。子どもだけでなく、親が適切な診断と支援を受けることが、家庭全体の生活の質向上につながります。
