カーニクタス(黄疸性脳障害)の原因
カーニクタスは新生児黄疸の合併症で、ビリルビンが脳細胞に影響を及ぼすことで起こります。重度の黄疸では、血中のビリルビンが脳に入ることがあり、放置すると聴覚障害や脳性麻痺、認知障害などの永続的な脳損傷を引き起こす可能性があります。
敗血症
血液中に細菌が感染すると敗血症となり、炎症反応とともに血中ビリルビン濃度が上昇します。ビリルビンが増えるほど脳への影響が大きくなり、カーニクタスのリスクが高まります。
肝機能障害
肝臓はビリルビンを除去する重要な役割を担っています。肝機能が低下するとビリルビンの除去が不十分となり、血中濃度が上昇し脳への毒性が増します。
血液疾患
赤血球の異常や破壊が増える血液疾患では、ビリルビン産生が過剰になり、肝臓が処理しきれないため血中ビリルビンが上昇し、脳障害の危険性が高まります。
血液型不一致
母子間で血液型が異なる場合、母体から抗体が胎児に移行し、赤血球が速やかに破壊されます。その結果ビリルビンが増加し、未熟な新生児の肝臓では十分に処理できずカーニクタスを引き起こすことがあります。
栄養不良
栄養不足は赤血球の破壊を促進し、ビリルビンレベルを上昇させます。肝臓の処理能力が追いつかず、脳への影響が懸念されます。
早産
早産児は肝臓などの臓器が未熟で、ビリルビンの除去機能が低下しています。そのため血中ビリルビンが高くなりやすく、カーニクタスのリスクが増大します。
