遠近両用眼鏡(バイフォーカル)

子どもがバイフォーカルを選ぶ理由は、レンズの境界線がはっきりしていることで、遠くと近くを見る位置が分かりやすくなるからです。遠くははっきり見えるが、近くがぼやける場合は上部レンズに度数が入っていないことがあります。バイフォーカルは、子どものピント調節が難しい状況を緩和するために処方されますが、親御さんは境界線が目立つことを嫌い、プログレッシブレンズを選ぶこともあります。

プログレッシブレンズ

近視(遠視)を持つ子どもに対し、プログレッシブ・アディションレンズ(PAL)を長期間使用させることで視力が改善するかどうかを調べた研究は、結論が出ていません。米国国立眼研究所が資金提供した調査では、使用初年度に多少の視力改善が見られましたが、2年目以降に有意な変化は認められませんでした。そのため、同研究所は近視進行抑制目的でのプログレッシブレンズ処方は推奨していません。ただし、子どもの目の疲れやぼやけを軽減する点では有効です。

老眼(遠近調節障害)

老眼は加齢に伴い近くのものにピントが合いにくくなる症状で、通常は大人に見られます。そのため、子どもに老眼用のプログレッシブレンズを処方することは稀です。しかし、まれに子どもでも老眼に近い状態になるケースがあり、その場合はプログレッシブレンズが近距離作業を快適にします。

子ども用フレーム

子ども用の眼鏡フレームはデザインが豊富です。親や兄弟と似たデザインを好む子どももいれば、テレビやアニメのキャラクターが描かれたものを選ぶ子どももいます。自己選択は自尊心の向上につながります。フレームは軽量で耐久性が求められ、スプリングヒンジや強化素材、衝撃に強いレンズが標準装備されています。