子犬から子どもが病気にかかることはある?
米国疾病予防管理センター(CDC)によると、5歳未満の子どもは子犬からさまざまな感染症を移される可能性があります。ただし、適切な衛生管理を行えば感染リスクは極めて低く抑えられます。犬の唾液や糞便に触れた後は必ず手を洗うようにしましょう。
カンピロバクター感染症
子犬は糞便を通じてカンピロバクター菌を排出します。症状が出ていなくても菌を保有していることがあるため、子どもが糞便に触れた場合に感染する恐れがあります。主な症状は水様性下痢、発熱、嘔吐、腹痛です。
狂犬病
狂犬病は感染動物の唾液や体液を介して伝染します。屋外で過ごす子犬がワクチン未接種の場合、リスクが高まります。子犬が子どもを噛んだり引っ掻いたりすると感染が広がる可能性があります。子犬が元気がなくなったり、不安が強くなったりしたら、すぐに獣医師の診察を受けましょう。米国ではペットの狂犬病予防接種が義務付けられているため、犬の狂犬病は極めて稀です。
フックワーム(鉤虫)感染症
フックワームは子犬に多く見られる寄生虫です。感染した母犬から胎児や母乳を通じて子犬に移ることがあります。また、汚染された土壌で遊ぶことで子どもが感染することもあります。幼虫は皮膚に付着し、血流に侵入します。皮膚に赤い線状の痕跡やかゆみ、筋肉痛が現れます。
サルモネラ感染症
サルモネラは動物の腸内に常在し、子犬も生肉を食べることで感染します。糞便にサルモネラが混ざり、子犬が舐めたり子どもが子犬にキスしたりすると感染リスクが高まります。子どもが手を口に入れた場合も同様です。子どもがサルモネラに感染すると、激しい下痢や嘔吐を伴うことがあります。
予防策のまとめ
- 子犬と触れ合った後は必ず石鹸と流水で手を洗う。
- 子犬は定期的にワクチン接種と駆虫薬を投与する。
- 子犬の糞はすぐに処理し、清潔な環境を保つ。
- 子どもが子犬の口や顔を直接触らないように指導する。
- 子犬が異常な行動や体調不良を示したら、速やかに獣医師に相談する。
