危険の種類

  • 多くの砂は結晶シリカを含んでいます。結晶シリカの微細粒子を長期間吸入すると、シリコーシスや肺がんのリスクが高まります。カリフォルニア州では、がんを引き起こす可能性がある物質として「プロポジション65」の表示が義務付けられています。市販のプレイサンドは、天然の砂ではなく採石場から採取したクオーツが原料になることが多く、これが親御さんの主な懸念です。

    また、猫の糞や虫・クモの侵入による二次汚染も問題となります。

その他の意見

  • 科学者である母親たちは、結晶シリカへの過度な不安は必要ないと指摘しています。吸入リスクは、長年にわたって大量の微粒子を吸い込む場合に限られ、通常のサンドバッグ1袋に含まれる吸入可能な粒子はごくわずかです。

    有機化学者の母親は、砂を浅い容器に入れ水をかぶせると、細かいシルトやほこりが浮き上がり、乾燥させる前に捨てることができると提案しています。

子どもの遊び

  • 砂の中を走る子どもたち

    幼児は顔が砂に近く、呼吸器が未発達です。安全なサンドボックスは、使用しないときにしっかり閉まる蓋と、過度な湿気を防ぐ排水システムが必須です。使用前に砂をかくはんで汚れを取り除き、遊び中は大人が常に見守るようにしましょう。

推奨事項

  • カリフォルニア州の Children’s Health Environmental Coalition (CHEC) は、以下の点を推奨しています。

    • 庭園・造園店で販売されている河川砂やビーチ砂を選ぶ。
    • 細かい粉塵が多い「グリット砂」は避け、粗めの砂やピーペブル(小石)を代替素材として使用する。
    • プレイシーズン中は最低でも1回は砂を全交換する。
    • 安全性が保証された専用サンドボックス砂を取り扱う企業もあります(参考文献3・4)。