子どもの肘の怪我と対処法

引っ張り肘(ナースメイドエルボー)

乳児や幼児に多い怪我で、手や手首を掴んで持ち上げたり、揺すったりすると、柔らかい組織が肘関節に入り込んではまります。腫れはほとんどなく、子どもは腕を軽く曲げたまま横に抱え、伸ばそうとすると泣きます。

治療と予防

小児科医が骨折などを除外したうえで診断し、関節を操作して組織を解放します。予防は、子どもを持ち上げる際に腋下や体幹を抱えるようにし、手や手首、腕を引っ張らないことです。

リトルリーガー肘(内側上顆炎)

投球や投げる動作を繰り返すことで、肘の腱や靭帯に過度な負荷がかかり、内側上顆の成長板が炎症を起こす過剰使用障害です。放置すると靱帯や腱が骨から離れ、重症化する恐れがあります。

治療と予防

安静と氷で症状が改善することが多く、数日で痛みが消えない場合や再発する場合は投球を中止し、専門医の診察を受けます。投球フォームの見直しや、必要に応じて手術が検討されます。目安として、週に約200回(練習と試合合わせ)までが安全とされ、1試合での投球は3~4イニングに抑えることが推奨されます。

肘の骨折

子どもの骨折全体の約10%を占め、伸ばした腕で転倒した際に起こります。急性の痛み、腫れ、可動域制限が主な症状です。疑わしい場合は必ず医療機関でレントゲン検査などの診断を受けてください。

まとめ

肘の怪我は早期発見と適切な処置で合併症なく回復します。日常の持ち上げ方やスポーツ時の投球回数に注意し、異常を感じたらすぐに専門医を受診しましょう。

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