幼児期の身体・認知発達
0〜2歳
1歳になると、身長は約30センチ伸び、体重は3倍に増加します。出生時に高度に発達している吸啜や握る反射は、2歳までに減少し、意図的に行えるようになります。脳の大きさは50%以上増加し、視力も急速に向上します。多くの赤ちゃんは6か月で寝返り、8〜12か月でハイハイ、12〜15か月で歩行を始めます。
2〜6歳
3歳頃になると、乳児期の体脂肪が減少し始めます。年間約7.5センチ(3インチ)成長し、6歳になると身長は約90〜115センチ、体重は約15〜21キログラムになります。感覚発達が進み、大きな運動と細かな運動の両方が向上します。左半球が急速に発達するため、語彙が急増し、文も複雑化します。これは神経回路を保護する細胞が活発になることが関係しています。
7〜11歳
この時期に成長スパートが起こり、成人に近い身長に達します。女子は早くスパートが始まり、男子は1〜2年遅れて追いつきます。思春期が始まり、男性は筋肉が増え、女性は胸やヒップが発達します。右半球が発達し、脳はほぼ成人サイズになります。抽象的思考や論理的判断が可能となり、複雑な作業を遂行できます。大きな運動と細かな運動の能力はこの期間がピークです。
懸念事項
栄養不足やアルコールなど有害物質への曝露は、成長と発達を阻害します。そのため、出生前後を含む児童期の栄養と健康の重要性を啓発するプログラムが多数存在します。
考慮すべき点
医師や教師が子どもにラベル付けや評価表を用いることは議論の的です。特に認知面でのラベルが自己成就的予言につながる恐れや、地域ごとの身長や体格の違いが「正常」の基準を曖昧にします。
