子どもの睡眠時無呼吸の症状と対策
睡眠時無呼吸は、呼吸が止まる時間が20秒以上続き、睡眠中に呼吸リズムが乱れる状態です。ボストン小児病院によると、全児童の約2〜5%がこの症状を経験しています。疑いがある場合は小児科医に相談し、早期に治療を開始することが重要です。
睡眠時無呼吸の種類
- 閉塞性睡眠時無呼吸(OSA):最も一般的なタイプで、肥大した扁桃やアデノイドが気道を塞ぐことが原因です。ダウン症や筋緊張低下のある子ども、肥満の子どもに多く見られます。
- 中枢性睡眠時無呼吸(CSA):脳が呼吸を調整できなくなることで起こります。OSAよりは稀です。
- 混合性睡眠時無呼吸:OSAとCSAが同時に起こるタイプで、両方の症状が現れます。
閉塞性睡眠時無呼吸の夜間症状
- 大きないびきが聞こえる。
- 呼吸が止まる、または数秒間止まることが観察できる。
- 息切れのように喘ぐ音がする。
- 寝返りが多く、奇妙な姿勢で寝ていることがある。
閉塞性睡眠時無呼吸の昼間症状
- 日中の過度な眠気や居眠り。
- イライラや情緒不安定。
- 集中力低下や学習成績の低下。
- 注意欠陥障害(ADHD)と誤診されることがある。
中枢性睡眠時無呼吸の症状
- 呼吸が数秒間止まる発作が夜間に頻繁に起きる。
- 息切れで目が覚めることがある。
- 日中も眠気や集中力低下が見られる。
- 稀にいびきが出ることもある。
治療法
- 閉塞性OSAの場合、扁桃・アデノイド除去手術で約85%が改善します。
- 手術が適さない場合は、CPAP(持続陽圧呼吸)装置を使用し、睡眠中に一定の気流を送り続けます。
- 中枢性CSAは酸素マスク、CPAP、または呼吸刺激薬で管理します。
合併症
- 高血圧や心臓病、肺高血圧。
- 脳卒中や発作。
- 発育遅延、成長不良。
- 認知機能や行動面での問題。
※情報はボストン小児病院・Kid's Healthなどの公的医療情報を基にしています。
