小児の高血圧の原因は?
重要性
ボストン小児病院によると、高血圧は大人だけの病気ではなく、子どもでも発症することがあります。小児期に高血圧が始まるケースもあり、子どもの肥満率が上がるにつれて小児高血圧の罹患率も増加します。
種類
小児高血圧は、体重過多が原因となることが多く、家族に高血圧の既往がある場合にリスクが高まります。一方、内分泌系の異常、腎臓疾患、血管の異常など、基礎疾患が原因で発症することもあります。ボストン小児病院のデータでは、基礎疾患が原因の小児高血圧の約10%は、腎臓の静脈や動脈の機能不全が関与しています。
診断
医師は、米国国立高血圧教育プログラムが作成した基準表を用いて子どもの血圧を評価します。同じ性別・年齢の子どもの平均血圧の90パーセンタイルを超える場合、高血圧と判定されます。
治療
肥満や食生活が原因の場合、食事指導と運動療法で血圧を下げることが基本です。基礎疾患が原因の場合は、その疾患の治療が中心となります。必要に応じて降圧薬が使用されますが、フィラデルフィア小児病院の調査では、全体の約1%の小児高血圧で薬物治療が必要とされています。
留意点
米国心臓協会は、3歳以上の子どもは年に1回血圧測定を受けることを推奨しています。
