子どもの爪真菌感染症
原因
真菌は温かく湿った環境で繁殖し、特に足の皮膚に感染しやすいです。治療せずに皮膚に真菌が残ると、爪へ広がり爪真菌感染症(爪白癬)になります。子どもはタオルや爪切りなどを家族と共有したり、濡れた床で裸足で歩くことで感染します。免疫機能が未熟なため、感染を抑えるのが難しいことがあります。
種類
爪に感染する真菌は主に3種類あります。
- 皮膚糸状菌(ダーマトフィト)—最も一般的。
- 酵母菌。
- 非皮膚糸状菌(カビ)。
遺伝的に爪真菌感染症になりやすい体質を持つ家系もあります。
診断
感染が進むまで症状は現れませんが、爪が厚くなる、変色する、白い斑点ができる、爪床から離れるなどの兆候が見られます。医師は爪の一部を削り、培養検査で真菌の有無を確認します。似た症状の別疾患と区別するため、検査が重要です。
予防・治療
爪を清潔に保ち、乾燥させることが予防の基本です。通気性の良いゆったりした靴と綿素材の乾いた靴下を履かせましょう。公共の浴室やプールで裸足になるのは避け、爪切りは大人用と子ども用を分けて使用してください。
治療は難しく、局所用薬だけでは効果が限られることがあります。経口薬が必要になることが多く、子どもに使用できる唯一の承認薬はグリセオフルビンですが、成功率は低めです。代替として、オレガノオイルやティーツリーオイルといった抗真菌エッセンシャルオイル、酢に足を浸す方法などが安全に試せます。いずれの治療も長期間、規則的に続けることが重要です。
留意点
真菌の種類によって有効な薬剤が異なるため、初回の治療が失敗した場合は別の方法を検討してください。爪真菌感染症は放置すると爪が永久に変形・損傷する恐れがあります。できるだけ早期に治療を開始することが回復を容易にします。
