子どものクエン酸カルシウムについて
概要
クエン酸カルシウムは、カルシウムとクエン酸からなる塩で、食品中に自然に含まれます。カルシウムは骨や歯を強くし、神経・筋肉・心臓の正常な機能に不可欠です。クエン酸カルシウムは吸収が良く、胃酸が少なくても利用できるため、食事と一緒でなくても胃の不快感が起きにくいという利点があります。
子どもへのメリット
米国小児科医ウィリアム・シアーズ博士は、カルシウムが適切な成長と健康維持に不可欠であると指摘しています。具体的な効果は次のとおりです。
- 骨や歯の形成をサポートし、骨粗鬆症の予防に寄与する。
- 神経伝達や筋肉収縮に関与し、正常な心拍を維持する。
- 血中リン酸濃度を下げ、体内からの除去を助ける。
推奨摂取量
クエン酸カルシウムを子どもに与える際は、以下の1日あたりの「元素カルシウム」の目安を守りましょう。
- 乳児(0〜12か月):400〜600 mg
- 幼児・学童(1〜12歳):800 mg
- 思春期前後(13歳以上):1,200〜1,500 mg
サプリを選ぶときは、製品に含まれる「元素カルシウム」の量を確認してください。胃酸の影響を受けにくいとはいえ、可能であれば食事や軽食と一緒に摂取すると吸収が安定します。服用を忘れた場合は、次回に倍量を与えず、通常の量を続けてください。
併用時の注意点
カルシウムは他の薬剤と結合しやすく、吸収が阻害されることがあります。以下のサプリや薬剤は、カルシウム摂取の前後2時間は避けましょう。
- 亜鉛サプリメント
- 葉酸(ビタミンB9)サプリメント
- 鉄サプリメント
また、胃や尿の酸性度が変化し、薬効が低下する可能性があるため、医師や薬剤師に相談することをおすすめします。
警告・副作用
次の場合はクエン酸カルシウムの摂取を控えてください。
- 腎結石の既往がある子ども
- 副甲状腺機能異常(副甲状腺疾患)
- テトラサイクリン系抗生物質を服用中
過剰摂取の症状として、吐き気、嘔吐、便秘、食欲不振が現れます。嘔吐や下痢が続く場合は、少量を頻回に分けて摂取し、十分な水分と適度な運動を取り入れると改善しやすくなります。
