子どもの睡眠障害

睡眠の必要量

子どもの睡眠時間は年齢によって異なります。ミシガン大学医療システムによると、0〜6か月の乳児は夜に8〜10時間の睡眠を取り、日中に数回の昼寝をします。乳児は夜通し眠らないのが普通で、1時間ごとに睡眠サイクルが変わるため頻繁に目覚めます。

学童期(6〜12歳)は、夜間に9〜12時間の睡眠が必要です。この時期に不適切な睡眠習慣が形成され、睡眠不足が始まります。健康的な就寝時間を守ることで、子どもはすぐに眠りにつき、朝はすっきり目覚め、日中は集中力を保てます。

思春期前後(13〜18歳)でも、1晩に9〜10時間の睡眠が推奨されます。

警戒すべきサイン

  • 車の中ですぐに眠ってしまう
  • 朝起きるのが極端に困難
  • 過度に疲れやすく、イライラや攻撃的になる
  • 就寝時間よりもかなり早く「倒れ」てしまう

これらのサインが見られたら、睡眠障害の可能性があります。

不眠症

寝つきが悪い、または途中で目が覚めてしまう状態は不眠症と呼ばれます。原因としては慢性的な痛み、ストレス、精神的な不安などが挙げられ、数日から数週間、あるいは長期にわたることがあります。

睡眠時無呼吸症候群(睡眠時無呼吸)

子どものいびきは、慢性的な鼻づまりや扁桃腺・アデノイドの肥大が原因で起こりやすく、睡眠時無呼吸のサインです。呼吸が一時的に止まることで睡眠の質が低下し、日中に倦怠感や活力不足が現れます。

夜驚症

夜驚症は、子どもが睡眠中に突然叫んだり泣いたり、心拍数が上がる症状です。通常は生後18か月頃に始まり、6歳まで続くことが多いです。夜驚症は「悪夢」とは異なり、子どもはまだ睡眠状態にあります。刺激を与えず、部屋の危険物は取り除いて安全を確保しましょう。

治療法

睡眠障害の程度に応じて、医師が睡眠導入薬を処方することがありますが、まずは以下の非薬物的アプローチを試すことが推奨されます。

  • 子どもと一緒に寝ることで安心感を与え、徐々にベッドを分離させる。最初は親のベッド横にパレットを置き、次第に自分の部屋のベッドへ移行させます。
  • 睡眠日誌をつけ、就寝・覚醒時間、睡眠時間、入眠までの時間、夜間の覚醒回数などを記録し、パターンを分析します。

これらの方法で改善が見られない場合は、専門医に相談し適切な治療を受けましょう。

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