喪失に向き合う段階
悲嘆は強い感情であり、愛するものや人を失ったときの自然な反応です。専門家は悲嘆の段階が5〜7段階あると指摘していますが、個人差が大きく、性格や人生経験、信仰、対処スタイル、年齢などによって異なります。悲嘆の進み方に正解や決まった期間はありません。
ショック(否認)
大切な人の死を知った直後、多くの人は衝撃で麻痺し、事実を受け入れられない状態になります。深い悲しみや空虚感、絶望、孤独感に苛まれることが多いです。
否認
「こんなことは起こり得ない」と自分に言い聞かせるように、現実を認めたくない感情が現れます。
怒り
イライラから激しい憤りまで様々です。失った相手や自分自身、さらには医師や神など外部の対象に向けられることがあります。
交渉(取引)
高次の存在に対し、「もし○○すれば、命を取り戻してください」といった形で取引を試みることがあります。
罪悪感
事故で他者が亡くなった場合など、生存者罪悪感が生じます。「なぜ自分は生き残ったのか」「もっと助けられなかったのか」など、死に至るまでの自分の言動に対して罪の意識が湧くことがあります。
抑うつ
関心の喪失や無気力感、深い悲しみや絶望感が続きます。極度の疲労感や身体症状を伴うこともあり、重度の場合は専門家の助けが必要です。
受容
事実を受け入れ、変えられないことを認識した上で、生活を続けていく段階です。悲しみは残りますが、故人が自分に幸せな人生を望んでいると感じられるようになります。
