ミレーナIUD(子宮内避妊具)のリスクと注意点

ミレーナコイルは、最大5年間の避妊効果と月経過多の治療に用いられる子宮内避妊具(IUD)です。通常は子どもがいる女性に推奨されますが、使用に伴うリスクも存在します。以下に主な合併症とその対処法をまとめました。

子宮外妊娠

ミレーナ使用中の妊娠は稀ですが、妊娠が起きた場合の約半数は子宮外妊娠です。子宮外妊娠は将来の不妊リスクを高め、再発の可能性もあります。

子宮内妊娠

ミレーナ装着中に正常な子宮内妊娠が確認された場合は、できるだけ早くIUDを除去する必要があります。除去しないと流産リスクが増大し、早産や感染性流産(敗血症性流産)につながる恐れがあります。

骨盤炎症性疾患(PID)

IUDは骨盤炎症性疾患(PID)のリスクを上昇させます。特に装着後20日以内に発症しやすく、PIDは不妊、子宮摘出、最悪の場合は死亡に至ることがあります。過去にPIDを経験した、または疑いがある女性はIUDの使用を避けるべきです。

不正出血

ミレーナは出血パターンの変化を引き起こすことがあります。装着後3〜6か月は点状出血や過多出血が多く見られますが、6か月以降は出血日数が減少し、規則的になることが一般的です。6週間以上月経が来ない場合は妊娠の可能性を除外するため、医師の受診が必要です。

埋没

IUDが子宮壁に埋没すると妊娠リスクが高まります。埋没した場合は除去が必要ですが、埋没の深さにより外科的手術が必要になることがあります。

穿孔

装着時に子宮壁や子宮頸部が穿孔することがあります。穿孔はすぐに気付かれないことが多く、IUDが子宮外へ移動して外科的除去が必要になる場合があります。出産後は最低6週間はIUD装着を控えるべきで、授乳中や産後直後は穿孔リスクが高まります。

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