ハチに刺された後、かゆみが続くのは普通ですか?
ハチやスズメバチに刺されると、刺された部位が痛み、腫れ、赤み、かゆみを伴うことがあります。ほとんどの場合、かゆみは数時間で自然に治まりますが、まれに重篤なアレルギー反応を示すことがあります。
原因
刺し針(スタング)による即時の痛みは、針自体が皮膚を貫通するためです。痛みが長引くのは、ハチが注入する毒(ベノム)によるものです。局所的な腫れや赤み、かゆみは「局所反応」と呼ばれ、刺された箇所に限られます。一方、全身に症状が広がる「全身性アレルギー反応」もまれに起こり、蕁麻疹を伴うかゆみが現れます。
対処法
痛みが強い場合は、アセトアミノフェンやイブプロフェンなどの鎮痛剤が有効です。腫れやかゆみには、カラミンローション、ヒドロコルチゾン軟膏、抗ヒスタミン薬が効果的です。氷で冷やすと腫れが抑えられ、かゆみも一時的に和らぎます。通常は数時間で症状が軽減しますが、以下の場合は速やかに救急医療を受けてください。
- 複数回刺された場合
- 幼児・高齢者・持病がある方
- ハチやスズメバチに対する既知のアレルギーがある方
- 呼吸困難や胸の圧迫感などの症状が出た場合
重篤な反応
全身に赤い膨らみ(蕁麻疹)が出てかゆみが続く場合は、アレルギー反応の可能性があります。成人の約3%がハチ刺傷に対してアレルギーを持ち、免疫系が過剰に反応します。嘔吐、吐き気、呼吸困難に加えて、皮膚の蕁麻疹や激しいかゆみが現れます。症状は刺された直後に現れることが多いですが、数時間~数日後に遅れて出ることもあります。
予防策
ハチに刺されないための最も確実な方法は、リスクを避けることです。
- ピクニック時は食べ物をカバーし、ゴミは密閉容器に入れる。
- 暗色の服はハチを引き寄せやすいので、明るい色の服を選ぶ。
- 香りの強い香水、日焼け止め、石鹸はハチの誘因になるため、屋外では控える。
- ハチが近くにいるときは落ち着いて動き、急な叩きつけや手振りは避ける。
