コンピュータクリーナー吸入の影響と危険性

短期的な影響

圧縮空気のスプレー缶(コンピュータクリーナー)を吸入すると、化学物質が肺に取り込まれ血流に乗って全身へ広がります。その結果、酩酊感、混乱、めまい、陶酔感が現れます。判断力の低下や頭痛、言語障害、数分以上続く一時的な麻痺が起こることもあります。筋肉の痙攣、腹痛、幻覚、吐き気・嘔吐、喉や舌のしびれを訴える人もいます。目の充血や鼻水が出ることは、吸入の外見的サインです。

長期的な影響

頻繁に吸入すると、記憶を司る海馬が損傷し、新しい情報の学習や会話が困難になります。また、神経線維を保護する脂肪組織が分解され、神経伝達が遅くなるため、話すことや歩くことといった基本的な動作が障害されます。協調運動障害、体重減少、筋力低下、腎臓や肝臓の障害、うつ状態なども報告されています。これらの多くは不可逆的で、生命を脅かす可能性があります。

死亡リスク

腎臓・肝臓障害、体重減少、うつ状態などの慢性的な影響が最終的に死亡につながることがありますが、初回使用者でも致命的になるケースがあります。吸入による急性心不全「Sudden Sniffing Death Syndrome(突然吸入死症候群)」は、溶剤やエアロゾルスプレーの化学物質が心臓に直接作用し、予告なしに心停止を引き起こします。英国の統計では、吸入死者の39%が初回使用時に死亡しています。

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