女性ホルモンの正常範囲と測定単位

女性の生殖周期は、複数のホルモンが協調して働くことで維持されます。食事、運動、ストレス、代謝疾患など様々な要因がホルモン濃度に影響を与えます。以下に主要なホルモンの正常範囲と測定単位をまとめました。

卵胞刺激ホルモン(FSH)

FSH は性腺刺激ホルモンの一つで、月経周期前半に卵子の成熟とエストラジオールの産生を調整します。単位は国際単位/リットル(IU/L)で測定します。

  • 思春期前: 0〜5.0 IU/L
  • 思春期: 0.3〜10.0 IU/L
  • 生殖年齢(健康な定期周期): 3.0〜3.5 IU/L
  • 閉経後: 40〜250 IU/L
  • 妊娠中: 月経がないため測定できないほど低い

黄体形成ホルモン(LH)

LH も性腺刺激ホルモンで、排卵前の LH サージにより成熟卵子が放出されます。測定単位は IU/L です。

  • 正常範囲: 5〜10 IU/L(月経期にピーク)

プロゲステロン

妊娠時には子宮内膜の維持と妊娠の維持に重要です。単位は ng/mL で測定します。

  • 排卵前: ≤1 ng/mL
  • 月経周期中期: 5〜20 ng/mL
  • 閉経後: <1 ng/mL
  • 妊娠第1トリメスター: 11.2〜90.0 ng/mL
  • 第2トリメスター: 25.6〜89.4 ng/mL
  • 第3トリメスター: 48.4〜425.0 ng/mL

エストロゲン(エストラジオール)

エストロゲンは女性の性ホルモン群で、エストラジオールが最も強力です。単位は pg/mL(ピコグラム/ミリリットル)で測定します。

  • 閉経前: 30〜400 pg/mL
  • 閉経後: 0〜30 pg/mL

プロラクチン

乳腺の発達と母乳産生を促進します。単位は ng/mL です。

  • 非妊娠女性: 2〜29 ng/mL
  • 妊娠女性: 10〜209 ng/mL

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