子宮外妊娠(異所性妊娠)破裂の兆候と症状

ペンシルベニア大学医学センターのピーター・チェン医師によると、妊娠100件に1件は子宮外妊娠です。受精卵が子宮ではなく卵管や腹腔、子宮頸部などに着床し成長すると、卵管が破裂しやすくなり、致命的な内部出血を引き起こす可能性があります。破裂のサインを早期に認識すれば、迅速に救急医療を受けられます。

腹部または骨盤の鋭い痛み

  • 軽い腹部の痙攣は妊娠初期に普通ですが、突然の刺すような鋭い痛みは破裂を示す警告サインです。痛みは通常片側から始まり、徐々に強くなり、やがて骨盤全体に広がります。

肩や首の痛み・違和感

  • 破裂した子宮外妊娠からの出血が横隔膜下にたまり、肩や首に放散する鋭い痛みを引き起こすことがあります。この痛みは持続的で強く、温湿布やマッサージといった一般的な対処法では軽減しません。胎児期に肩や首の痛みが現れたら、子宮外妊娠破裂の“赤信号”とみなすべきです。

めまい、立ちくらみ、失神

  • 破裂による大量出血で血圧が低下し、めまいや立ちくらみ、場合によっては失神が起こります。妊娠中にこれらの症状が現れたら、必ず医師に相談してください。失神は妊娠中では稀な症状で、緊急の診断が必要です。

大量の膣出血

  • 子宮外妊娠では軽いブラウンの斑点出血が見られることがありますが、卵管が破裂すると急に鮮やかな赤色の大量出血に変わります。出血が急激に増えたらすぐに医療機関へ。

ショック状態

  • 内部出血により血圧が極端に低下し、皮膚や爪が青紫色に変わり、過度な発汗や不安感、浅い呼吸・速い脈拍が見られます。これは子宮外妊娠破裂で約20%のケースで起こる緊急サインです。上記の症状が見られたら、直ちに救急搬送してください。

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