産後の初めの出血が長引き、重く感じるのはなぜ?
出血の原因
胎盤が子宮壁から剥がれると、胎盤へとつながっていた血管が開いたままになります。出産後も子宮は収縮し続け、次第に血管が閉じて出血は止みます。会陰切開や裂傷があると直後に出血量が増えることがありますが、傷が治るにつれて出血は減少します。
正常な出血量
産後数日間は鮮やかな赤色の出血がみられます。腹部に圧がかかる動作や座位から立ち上がると血流が増えることがありますが、これは正常です。血液の中に血餅が混じることもありますが、ゴルフボールより大きい血餅が出なければ問題ありません。1時間に1枚以上のナプキンが濡れるほどの大量出血が続く場合は医師に相談してください。
産後出血(PPH)
産後出血(PPH)は出産後数時間以内に起こることが多いです。子宮頸部の裂傷、深い裂傷、広範な会陰切開などが原因となります。稀に子宮破裂や子宮傾斜が原因になることもあります。血液凝固障害や子癇前症のある女性もリスクが高くなります。出血が起きた場合、医師は子宮収縮を促すために点滴でオキシトシン(ピトシン)を投与します。尿が出にくい場合は膀胱に圧がかからないようカテーテルを装着します。
さらなる合併症と処置
産後数日〜数週間で起こる出血は「遅発性産後出血」と呼ばれ、胎盤や羊膜の残片、感染が原因になることがあります。出血が生命を脅かすほどの場合は入院が必要です。子宮内に残留物がある場合は掻爬術(D&C)で除去します。極めて稀ですが、子宮摘出術(子宮全摘)を行うこともあります。
その他の要因
授乳によりオキシトシンが分泌され、子宮が収縮します。授乳中の腹部の痛みはこの収縮によるものです。収縮は出血を抑える効果があります。
ロキアの量は日々減少します。産後2〜4日目はピンクがかった水様の分泌が見られ、約10日目には白色または黄色の少量の分泌が残ります。これは主に子宮内膜の白血球です。
出産直後に避妊薬を使用すると、出血が増えることがあります。ミニピル(プロゲスチンのみ)、デポ・プロベラなどは1か月以上出血が増える可能性があります(BabyCenter情報)。
