子宮感染の原因と対策は?

子宮感染は初期には痛みや不快感がなく、見過ごされがちです。妊娠を希望する女性は、定期的な婦人科検診で早期発見を心がけましょう。妊娠中に子宮感染があると、分娩時に新生児へ感染が移る恐れがあります。

妊娠

米国疾病予防管理センター(CDC)は、すべての妊婦に対しB群連鎖球菌(GBS)検査を推奨しています。GBSは下部生殖器や腸内に常在し、通常は無症状です。妊娠中にGBSが陰部や直腸に存在すると、出産時に新生児が感染するリスクが約1/200です。以下の状況があるとリスクが高まります。

  • 分娩時に発熱がある
  • 早産(妊娠37週未満)になる
  • 破水から出産までが18時間以上経過する

子宮頸炎

子宮頸炎は子宮頸部(子宮の狭い出口)が炎症を起こす状態で、主にクラミジアや淋病などの性感染症が原因です。

影響

子宮頸部は角化上皮(皮膚に似た扁平細胞)と腺細胞(粘液を分泌)で構成されています。膣炎の原因菌は子宮頸炎も引き起こし、通常は子宮への侵入を防ぐバリア機能が働きますが、侵入に成功すると子宮感染につながります。

リスク要因

子宮内膜炎(内膜が感染した状態)は、経腟分娩後に1~3%、帝王切開後に10~30%の女性で起こります。以下の要因がリスクを高めます。

  • 分娩中に複数回の膣検査を受ける
  • 胎盤や膜組織が産後に残留する
  • 助産具(鉗子)を使用する
  • 妊娠中に貧血があるため免疫力が低下する

危険性

早期発症の場合は出産後2~3日以内に症状が出ます。遅発性の場合は出産後3~5日、あるいは最長で6週間後に症状が現れることがあります。子宮内膜炎が卵管に広がると不妊につながり、血流感染(敗血症)を引き起こすと生命に危険が及ぶこともあります。

診断・症状

子宮感染の主な兆候は次のとおりです。

  • 大量出血
  • 頭痛、発熱、発汗、寒戦(全身が震える)
  • 下腹部の痛み
  • 悪臭のある血液や緑黄色の膿様分泌物

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