閉経期の寝汗とカリウム不足
閉経期の寝汗
閉経期の寝汗は、閉経症状のひとつであり、特に目立つものです。ホットフラッシュ(のぼせ)としても知られ、体内から急に熱が上昇し、頭部から全身に広がります。持続時間は30秒から5分程度で、皮膚温度が最大7℃上昇することがあります。熱感はすぐに消え、続いて寒気を感じることもあります。寝ている間に起こる寝汗は、1晩に何度も発生し、汗の量が多くて衣類や寝具を替えるほどになることがあります。このように大量に汗をかくと、カリウム不足(低カリウム血症)のリスクが高まります。
カリウム
カリウムは神経や筋肉の正常な働き、体内の電解質バランスを保つために不可欠です。カリウムが不足すると(低カリウム血症)、大量の発汗として現れることがあります。通常はアスリートに見られますが、寝汗が多い場合も同様にカリウムが失われます。閉経に伴い女性は全身の乾燥、特に皮膚の乾燥が顕著になります。少量の体液喪失でもカリウム濃度に影響を与えるため、高齢者は若年者よりも脱水しやすいです。日中のホットフラッシュや運動、そして夜間の寝汗が重なると、低カリウム血症が起こりやすくなります。
注意点
低カリウム血症になると、不整脈が起こる可能性があります。また、四肢の筋力低下、痙攣、筋肉のひきつりが現れます。これらは重篤になることがあるため、早期の対処が必要です。
治療法
血液検査で低カリウム血症かどうかを簡単に診断できます。軽度の場合は経口のカリウム補充薬で対応可能です。重度の場合は点滴によるカリウム投与が必要で、病院や診療所で行われます。また、寝汗そのものの治療として、ホットフラッシュを抑える薬やホルモン療法が有効です。
警告
寝汗がある女性は、カリウムの減少をさらに促進する他の要因にも注意が必要です。嘔吐や下痢を伴う胃腸炎、利尿剤の使用、糖尿病、ステロイド療法、そして一部の降圧薬は、特に大量の発汗と組み合わさるとカリウムを著しく枯渇させます。
