腹腔鏡下子宮摘出手術後の回復ガイド
手術の概要
米国メイヨークリニックによると、子宮摘出術は米国女性の手術で帝王切開に次ぐ第2位の頻度です。最も一般的な適応は子宮筋腫の除去ですが、子宮がん、子宮内膜症、過度の出血、子宮脱などでも行われます。腹腔鏡下子宮摘出術は、腹部に小さな切開を作り、光源とカメラ付きの細いチューブ(腹腔鏡)を挿入してモニターで手術部位を確認しながら、子宮を膣を通して取り除きます。
準備するもの
- 氷嚢(アイスパック)
- 鎮痛剤
回復のための具体的な手順
- 十分な休養を取る:痛みや出血を抑え、治癒を促進します。医師の許可が出るまで、重いものを持ち上げたり激しい運動は避けてください。切開は小さくても、内部の臓器は大きな外傷を受けているため、回復には時間が必要です。
- 氷嚢で冷やす:術後数日間は、腹部に20分ずつ、1日に数回氷嚢を当てて腫れと不快感を軽減します。
- 傷口を乾燥させる:縫合が完了し、抜糸まで傷口は乾いた状態を保ちます。縫合本数により、1〜2日でドレッシングを外せることがあります。入浴は避け、スポンジ浴で清潔を保ちましょう。
- 性行為・タンポンは控える:術後数週間は性交渉やタンポン、膣洗浄は避けてください。再開時期は産科婦人科学会の指針に従い、診察時に医師から指示を受けます。
- 鎮痛薬を適切に使用する:市販の鎮痛薬で症状が足りない場合は、医師に相談して処方された麻薬系鎮痛薬を使用します。アスピリンは出血リスクを高めるため、医師の許可なしに使用しないでください。
- 日常生活への復帰:特に指示がなければ、術後2週間で通常の活動を再開できます。ただし、軽度の制限は1か月以上続くことがあります。手術後の指示書や担当外科医の説明を確認してください。
- 異常があればすぐに受診:発熱、悪寒、激しい出血、傷口の赤みや分泌物、強い痛み、息切れ、胸痛、排尿障害などの症状が出た場合は、直ちに医師に連絡し適切な処置を受けてください。
