妊娠中にカンピロバクター感染がもたらす症状と対策
概要
妊娠中はホルモンバランスの変化により免疫力が低下し、食中毒にかかりやすくなります。米国コロラド州立大学(CSU)によると、毎年約650万人の妊婦が食中毒リスクが高く、カンピロバクター症(カンピロバクテリオシス)もその一つです。
原因
カンピロバクテリオシスは、未処理の水や動物(特に鶏)の腸内に常在するカンピロバクター・jejuniという細菌が原因です。
発症までの期間
汚染された食品を摂取してから、通常2〜5日以内に症状が現れます。
主な症状
- 水様性または血性の下痢(最も頻繁に見られる症状)
- 筋肉痛、吐き気、嘔吐
- 発熱、腹部痙攣
妊婦へのリスク
妊娠中にC. jejuniに感染すると、細菌が胎盤へ移行する可能性があります。CSUの研究では、胎児への感染は早産、流産、死産のリスクを高めると報告されています。
治療法
抗生物質で細菌を除去します。エリスロマイシンが有効とされ、1日3回、500 mgを5日間投与するのが一般的な治療法です(Merck.com)。
予防策
- 肉、貝類、鶏肉は十分に加熱して食べる。
- 加熱処理済みの乳製品のみを使用する。
- 調理器具や作業台は、特に生肉や生魚に触れた後はしっかり洗浄・消毒する。
