胚培養とは何ですか?
IVFの最初のステップ
体外受精(IVF)を受ける場合、まず不妊治療薬で卵子の成熟を促します。通常は1か月に1個の卵子が自然に排卵しますが、薬剤により同時に複数の卵子が成熟します。卵子が採取できない場合は、ドナー卵子を使用します。自分の卵子を使用する場合は、超音波ガイド下での経腟卵子採取(取卵)により採取されます。
胚培養の開始
採取した卵子は、pH変化から守るためのバッファー液で処理され、糖・塩類・タンパク質・アミノ酸などの栄養が含まれる受精培地に移されます。その後、適切な量の精子と混合し、数時間自然受精させます。必要に応じて顕微授精(ICSI)で精子を直接卵子に注入することもあります。受精が確認できたら、胚は「分割培地(クレーヴィッジ培地)」に移され、細胞分裂が進むように環境が整えられます。
選択肢と結果
受精卵は分割培地で約3日間培養され、胚盤胞(ブロストシスト)になる前の段階に達します。この時点で、遺伝性疾患のリスクが気になる場合は、胚の単一細胞を採取し遺伝子診断(PGD)を行います。異常が見つかれば、以降の移植は中止できます。
3日培養後に胚移植を選択すれば、培地と共に胚を子宮へ移植します。さらに培養を続けて胚盤胞培地に移すと、胚はさらに成熟し、5〜6日目に移植または凍結保存(低温保存)できます。凍結保存した胚は、後日解凍して子宮に移植することも可能です。
