月経間の腹痛と点状出血の原因

点状出血(スポッティング)は月経周期のどの時期でも起こり得ますが、特に月経と月経の間に多く見られます。母なる自然(Mothernature.com)によると、約5%の女性が月経中の点状出血を経験するとされています。点状出血とは、血液が薄く染み出る状態で、排卵期に起こりやすいものの、その他の時期にも起こり得ます。以下では、月経間に腹痛と点状出血が起こる主な原因を紹介します。

子宮内膜症(エンドメトリオシス)

子宮内膜症は、子宮内膜組織が子宮外に増殖する疾患です。通常、月経周期では子宮内膜が厚くなり血液や組織で満たされ、受精卵が着床する準備をします。受精が起きないと、内膜と血液は崩壊し、子宮頸部を通って月経として排出されます。子宮内膜症では、増殖した内膜組織が体内のさまざまな部位にでき、そこから出血します。その結果、強い腹痛と不規則な点状出血が見られます。

妊娠初期の着床出血

妊娠が成立すると、一部の女性は通常の月経周期と同時期に「着床出血」や点状出血を経験することがあります。これは受精卵が子宮内膜に埋まる際に起こり、妊娠4週目前後に見られることが多いです。出血はピンク色や薄い茶色で、軽い月経様の血流に似ています。

閉経前期(ペリメノポーズ)

閉経前期は、閉経が始まる2〜3年前後の移行期です。この期間、卵巣機能を司るエストロゲンが減少し、月経が不規則になったり、出血量が増減したりします。エストロゲンの低下は点状出血や腹痛を引き起こすことがあります。閉経後は、膣の潤滑が不足し、性交時に出血が起きやすくなることもあります。

ホルモン異常(多嚢胞性卵巣症候群など)

米国国立衛生研究所(NIH)によると、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)などのホルモン疾患は、月経間の不規則出血や点状出血の原因となります。エストロゲンとプロゲステロンのバランスが乱れ、排卵が不完全または遅延することで、出血が起こります。

経口避妊薬の使用

低用量のエストロゲン・プロゲステロンを含む経口避妊薬は、間欠的な出血や点状出血を引き起こすことがあります。たとえば、季節性に4回だけ月経を設計した「Seasonique」などは、合成ホルモンによる軽い出血(「ピルピリオド」)が特徴です。

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