閉経期に現れる胃食道逆流症(GERD)の症状と対策
閉経期にはさまざまな変化が起こりますが、見落としがちなのが胃食道逆流症(GERD)です。エストロゲンが減少すると、下部食道括約筋が弱くなり、胃酸が食道へ逆流しやすくなります。その結果、さまざまな不快な症状が現れます。以下に、閉経後の女性に多くみられるGERDの代表的な症状とその意味をまとめました。
胸やけ
- 胸の中心部に燃えるような感覚があり、首や喉にまで広がることがあります。
- 食後や横になると症状が悪化しやすいです。
胸の痛み・圧迫感
- 鋭い痛みや圧迫感で、狭心症と似た感覚になることがあります。
- 痛みが逆流によるものと気付かない女性も多いです。
食道に関する症状
- 喉の痛み、声がかすれる、持続的な刺激感。
- 炎症が起きると声が出にくくなったり、こもったような声になることがあります。
咳
- 乾いた咳が頻繁に出、特に夜間に強くなることが多いです。
- 放置すると慢性的または再発性の咳になることがあります。
喘息様の症状
- GERDは気道を支配する神経を刺激し、気管支が狭くなることがあります。
- 逆流がきっかけで喘鳴や喘息発作が起こる女性もいます。
これらの症状が見られたら、まずは医療機関で相談しましょう。食事・体重・生活習慣の見直しが逆流のコントロールに効果的です。必要に応じて、プロトンポンプ阻害薬(PPI)などの薬が処方されます。詳しくはMayo ClinicのGERDガイドをご参照ください。
